「避難所」と「避難場所」は何が違う?意外と知らない防災知識を解説!

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「避難所」と「避難場所」、あなたはその違いを説明できますか?意外と知らない防災知識を一緒に学ぼう!

実は私、つい最近まで「避難所」と「避難場所」は同じものだと思っていました!

「災害が起きたらとにかく避難所に行けばいいんでしょ?」くらいの認識だったんです。

でも、実際に調べてみると役割がまったく違うことが判明!

「えっ、避難所って生活する場所なの?」

「避難場所は公園?」

と、知れば知るほど驚きの連続でした。

今回は、私自身が調べて納得した「避難所」と「避難場所」の違いをわかりやすく解説します!

「違いがあるなんて知らなかった…」というあなたも、この記事を読めばすぐに理解できますよ!

いざという時に迷わないために、一緒に学んでいきましょう!

「避難所」と「避難場所」は全然違う!

「避難所」と「避難場所」

字面が似ているので同じ意味と思いがちですが…

実は役割が異なる全然違うものだったんです!

詳しくは内閣府の「防災情報のページ」をご覧ください。

簡単に説明すると…

「避難所」は家が被災して自宅で生活できなくなった人が滞在する場所

生活するための場所で、寝泊まりできる施設が「避難所」になります。

例えば、学校や体育館など建物が「避難所」として指定されていますね!

一方、「避難所」は災害の危険から一時的に身を守るための場所

あくまでも一時的な・・・・避難で長期滞在を想定していません。

だから、公園や広場など屋外のスペースが「避難場所」に指定されています。

まとめると次のようになりますよ。

目的 具体例
避難所 被災者が生活する場所 学校・体育館・公民館など
避難場所 命を守るための一時避難場所 公園・広場・学校の校庭など

「どっちも避難する場所でしょ?」と思っていましたが、こんな違いがあるんですね!

「避難所」と「避難場所」には種類がある!

詳しく調べてみると、「避難所」と「避難場所」にはそれぞれ種類があることが分かりました!

  • 避難所
    • 指定避難所
    • 福祉避難所
  • 避難場所
    • 指定緊急避難場所
    • 一時避難場所

2種類の避難所

市区町村が指定する避難所は2種類あります。

  1. 指定避難所
  2. 福祉避難所

指定避難所(一般向け)

自宅での生活が難しくなった人が滞在する施設で、様々な人が対象です。

災害の種類(以下参照)ごとに避難場所が指定されていますよ。

  • 津波
  • 高潮
  • 洪水
  • 内水氾濫
  • 崖崩れ
  • 土石流・地滑り
  • 大規模な火事
  • 地震
  • 火山

例:学校の体育館、公民館 など

福祉避難所(高齢者・障害者向け)

高齢者や障害者、妊産婦や乳幼児など、避難所での生活において特別な支援が必要な人のための避難所です。

例:社会福祉施設(高齢者施設、障害者施設、地域ケアプラザなど)

2種類の避難場所

市区町村が指定する避難所も2種類あります。

  1. 指定緊急避難場所
  2. 一時避難場所

指定緊急避難場所(正式な避難場所)

特定の災害の危険から逃れるための正式な避難場所です。

指定避難所と同じく、こちらも災害の種類ごとに避難場所が指定されていますよ。

また、大規模な火事の避難場所は「広域避難場所」と呼んでいますね。

例:大きな公園、広場など

一時避難場所(とりあえず逃げる場所)

「一時」と書いて「いっとき」と読みます。

指定緊急避難場所が遠方にあり、すぐに移動できない場合に一時的に・・・・避難する場所ですね。

例:学校の校庭や神社仏閣など

自治体によっては一時いっとき避難場所を指定していない場合や、「一時いっとき集合場所」と表記している場合もあるようですね。

あなたが住んでいる・働いている地域でそれぞれ確認をお願いします。

「避難所」と「避難場所」はマークで見分ける

「避難所」と「避難場所」はマーク(図記号)も異なります。

日本全国どこでも同じマークとなるように、日本工業規格(JIS)が図記号を定めています。

詳しくは、内閣府の「防災情報のページ」にある避難場所等の図記号の標準化の取組をご覧ください。

避難に関連した施設

「避難所」や「避難場所」の他に、避難に関連した施設もあります。

例えば、帰宅困難者向けの支援として、次のようなものがありますよ。

  • 災害時帰宅支援ステーション
  • 一時滞在施設

市区町村ごとに設置の有無や呼称が異なります

あなたが住んでいる・働いている地域でそれぞれ調べてみてください。

自分の地域の「避難所」と「避難場所」を確認しよう!

あなたが住んでいる or 働いている地域にある「避難所」と「避難場所」の確認をお願いします。

  • 住んでいる地域の「避難所」と「避難場所」
  • 職場付近の「避難所」と「避難場所」
  • 必要に応じて「福祉避難所」をチェック
  • 状況に応じて帰宅困難者の支援施設も調べておく

これらの情報は、市区町村が発行する「防災マップ」で確認できます!

自治体の公式サイトで確認してみましょう。

また今回は触れませんでしたが、ペットを飼っている人はその準備も必要ですよ。

詳しくは飼い主さんが今日からできる防災対策をご覧ください。

まとめ:「避難所」と「避難場所」を正しく理解しよう!

「避難所」と「避難場所」などの避難関連施設をまとめると次のようになります。

  • 避難所:被災者が生活する場所
    • 指定避難所*
    • 福祉避難所
  • 避難場所:災害の危険から身を守るための場所
    • 指定緊急避難場所*
      • 広域避難場所(大規模火災の場合)
    • 一時避難場所
  • 帰宅困難者の支援施設**
    • 災害時帰宅支援ステーション
    • 一時滞在施設

*災害の種類ごとに指定
**市区町村ごとに設置の有無や呼び方が違う

災害はいつ起こるかわかりません。

いざという時に迷わず行動できるよう、自分の地域の「避難所」や「避難場所」を確認しておきましょう!

著者プロフィール
ゆる子

「防災の準備しなきゃ…でも後回し」を繰り返してきた会社員。ニュースで災害を見て焦るものの、何を買えばいいか分からず放置…。でも、「もし今災害が起きたら?」と考え、一念発起!このブログでは、初心者目線で「ちょっとずつ、ムリなくできる防災」 を発信していきます。一緒にゆるっと備え始めませんか?

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