ローリングストックの意味は?今日からできる食品備蓄の賢い方法

ローリングストックを実践する男女のカップルのイラスト 備蓄食

ローリングストックの意味は?今日からできる食品備蓄の賢い方法とポイントを解説!

こんにちは!
防災初心者のゆる夫です。

災害はいつ起こるかわかりません。

特に日本のような自然災害の多い国では、いざというときの備えが重要ですね。

地震や台風、大雪などで物流が止まれば、スーパーやコンビニの棚から食品が消え、食事に困ってしまいます。

私は2018年9月に発生した北海道胆振東部地震で、非常食を備えることの大切さを痛感しました。

地震の影響で物流が止まり、多くの人が食料や飲料を十分に確保できない日が続いたからです。

しかし、「非常食を備える」と聞くと、「保存食を買ってそのまま放置し、気がついたら賞味期限切れ…」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?

そこで注目されているのが「ローリングストック」という備蓄方法です。

これは、普段の食品をうまく管理しながら、無理なく家庭の備蓄を続けるための賢い仕組みです。

本記事では、ローリングストックの基本から具体的な実践方法まで詳しく解説しますね。

ローリングストックとは?

ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きし、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品を家庭に備蓄する方法です。

従来の「非常食を長期間保管しておく」という方法とは異なり、日常的に食べながら備蓄を維持できるのが特徴です。

この方法を取り入れることで、次のようなメリットがあります。

  • 賞味期限切れを防げる
    → 古いものから順に消費するため
  • 日常的に食べる食品がそのまま備蓄になる
    → 特別な非常食を用意しなくてもよい
  • 災害時に食べ慣れたものを食べられる
    → 食事変更によるストレスを軽減

食品の家庭備蓄が必要な理由

日本は災害大国ですね。

特に地震は予測が難しく、突然の停電や断水に備える必要があります。

私は北海道にいた時に胆振東部地震を体験しました。

土砂崩れや液状化現象の影響で物流がストップし、多くのスーパーやコンビニから食品が消えたのを覚えています。

都市部では比較的早く電気やガスが復旧しましたが、食品供給は追いつかず、パンや牛乳といった日常の食品がなかなか手に入りませんでした

このような状況に備え、最低でも3日分(できれば1週間分)の食品備蓄が推奨されています。

家庭で食品を備蓄することで、万が一の際にも安心して過ごせるのです。

ローリングストックのポイント

ローリングストックをうまく続けるためには、以下のポイントを意識しましょう。

  • 普段から食べる食品をストック
  • 賞味期限を意識して管理
  • 多様な食品を準備
  • 調理不要なものも準備

普段から食べる食品をストックする

長期間保存できるからといって、普段食べないものを買うと、結局消費せずに賞味期限切れになりがち。

日常的に食べるレトルト食品や缶詰、お米などをストックするのが◎。

賞味期限を意識して管理する

賞味期限の近いものから食べ、新しいものを買い足すサイクルを作る。

冷蔵庫や収納棚に「先に食べるもの」を手前に置くとわかりやすいですね。

多様な食品を備える

レトルト食品やインスタント麺だけでなく、乾物、缶詰、お菓子なども用意すると、飽きずに続けられますよ。

調理不要なものも備える

電子レンジや炊飯器は電気が必要なので、停電時には使えません。

温めなくても食べられる食品(缶詰、カロリーバーなど)があると便利です。

ローリングストックの始め方

「いきなりたくさんの食品を買い込むのは大変…」という方は、次のステップで少しずつ始めてみましょう。

(1) まずは普段の買い物でストックする習慣をつける
→ 例えば、パスタやレトルトカレーを1つ多めに買うことからスタート。

(2) 備蓄食品のリストを作る
→ 何をどのくらい備えているかをメモしておくと、管理がしやすい。

(3) 収納場所を決める
→ 使いやすい場所に保管し、取り出しやすくする。

(4) 定期的に見直す
→ 半年に1回は在庫を確認し、足りないものを補充する。

より詳しい情報は、農林水産省が公表している災害時に備えた食品ストックガイドをご覧ください。

  • ローリングストックの方法
  • 備蓄に適した食品の選び方
  • 災害時に役立つ簡単レシピ

このような実践的な内容が紹介されていますよ!

ローリングストックのひと工夫

ローリングストックをより身近にするための工夫を紹介しますね。

  • 状況に合わせる
  • 栄養バランスを意識
  • 「○曜日は備蓄食の日」を作る
  • 備蓄食品のギフトを利用

状況に合わせる

防災食は「家族みんなが食べられるもの」を選ぶのがポイント。

  • 乳幼児:ミルクや離乳食
  • 小さな子ども:お菓子や甘いパン
  • 高齢者:レトルトのお粥や介護食品

それぞれの状況にあわせて備えておくと安心ですね。

栄養バランスを意識する

栄養バランスを考えてストックしましょう。

  • たんぱく質:魚や肉の缶詰
  • 炭水化物:ご飯やパン
  • ビタミン:フルーツ缶や野菜ジュース

「○曜日は備蓄食の日」を作る

例えば、「毎週日曜日はローリングストックの日」と決め、備蓄食を食べる習慣をつけると、無理なく続けられますよ。

備蓄食品のギフトを利用

お中元やお歳暮などの年中行事、結婚や出産などの特別な祝い事で贈り物をする人は多いと思います。

そこで贈答品として備蓄食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

贈る側&贈られた側の双方が防災を意識する機会にできると思います。

缶詰やレトルト食品など、美味しくて長期保存可能な備蓄食品はたくさんありますよ。

最近では備蓄食品のカタログギフトもありますので、相手の好みが分からなくても大丈夫ですね!

まとめ:ローリングストックの意義と実践

ローリングストックは、日常生活の中で無理なく防災備蓄を続けるための賢い方法です。

大規模災害が起こると、食料の供給が滞る可能性が高くなります。

しかし、ローリングストックを取り入れることで、普段食べる食品を少し多めに備え、災害時にも慌てずに過ごすことができます。

まずは少しずつ取り入れ、無理なく「もしも」の備えを始めてみませんか?

著者プロフィール
ゆる夫

過去に地震で「備えておけばよかった…」と後悔した経験あり。そんな経験をしていても、性格のせいか、防災の準備も後回しにしちゃっている会社員。でも、最近は「少しずつ備えていこう」と思い始めた。

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